ブログが続かないのは、目的がズレているから──“誰かの暮らしに届くかもしれない”と信じて書き続けた4年間

「ブログが続かないんです…」
「3記事くらい書いて、そのままになっています」

こうした声、本当によく耳にします。

事実、ブログを始めた人の約70%が1年以内に更新をやめており、
3年以上続けられる人は、わずか3%とも言われています。

私も2020年にブログを始めて、気づけば4年以上。
でも、最初から「続けられるタイプ」だったわけではありません。
むしろ、子育てしながら仕事をする生活で、何度も「やめようかな」と思いながら、それでも書き続けてきた普通の父親です。

続けてこられたのは、「稼ぐこと」が目的じゃなかったから

ブログを始めた当初、多少なりとも「お小遣いになればいいな」と思ったことはあります。
けれど、本気で“稼ぐ”ことを追いかけ始めた瞬間、ブログが急につまらなくなりました。

・キーワードばかり気にして、書きたいことが書けない
・読者の反応がないと焦ってしまう
・競合と比較して落ち込む
・雑記ブログは収益につながらないらしい・・・

書くことが“仕事っぽく”なって、心が離れていったんです。

でも、私のブログの原点は、もっとシンプルでした。

「これ、誰かにとって役に立つかもしれない」
「自分が困ったときに検索して見つけたような記事を、自分も書きたい」

特に、子育ても仕事も頑張る人向けに何か私が共有できる情報があればよいと思って書き続けています。

私が読みたいのは、“生活者のリアルな気づき”だった

私自身、ネットで何か調べるとき、有名人の体験談より、
“どこにでもいるような人のリアルな記録”を読みたいんです。

・子ども2人を育てながら、朝をどう乗り切ってる?
・社会人が大人になってから始めたギターって実際どう?
・共働きで料理する人が本当に便利だと感じた家電は?

そんな、“肩書きがない誰かの等身大の知恵”に、私は何度も助けられてきました。

だからこそ、自分の発信にも「等身大の誰かの気づき」としての価値があると信じて、私は書き続けています。


私が書くときに意識していること

私は、ただの日記ではなく、誰かに届く「有益な体験の共有」としてブログを書いています。

・「この情報、2年前の自分が見たら助かったか?」
・「これは検索して見つけて嬉しい内容か?」
・「正直に書いているか?誇張していないか?」

私の生活で見つけた小さな工夫を、誰かの暮らしの中にスッと入るように届けたい。
そんな気持ちで、言葉を選んでいます。

続かない理由の多くは「目的のズレ」

ブログが続かない原因は、能力や時間のせいではありません。

むしろ、
・収益が出ない
・PVが伸びない
・「役に立っていない気がする」

と感じることが、モチベーションを奪っていくんです。

でも、“暮らしの中の気づきを誰かに伝えたい”という気持ちで書いていれば、
アクセスが少なくても、書く意味は十分あります。

書けないときもあった。でもやめなかった

私にも、書けなかった時期が何度もあります。
でも、私はやめたとは思っていません。ちょっと休憩していただけです。

ブログはSNSと違って、時間が経っても消えません。
自分のドメインを持ち、サーバーを契約して、自分の言葉を置ける場所。

それはまさに、「言葉の土地」です。
ふと戻りたくなったときに、また耕せばいい。

この感覚が、書けない時期も私をつなぎ止めてくれました。

これがブログの良さだと思っています。

誰かに急かされることなく、自分の人生を種として、自分のサーバー(土地)で育てていく。

有名じゃないからこそ、書く意味がある

有名人の言葉より、どこかの誰かのブログの一文が、人生のヒントになることって、たくさんあります。

・検索でたまたまたどり着いた記事に救われた
・同じ境遇の人のやり方を真似してみた
・共感して「もうちょっと頑張ってみよう」と思えた

そんな“ひとり”に届いたとき、ブログは最高に意味のあるものになる。

だから、私は書き続けています。
いつかの誰かの役に立つかもしれない、日々の発見を。

最後に

もしあなたが、ブログが続かないことで悩んでいるなら、こう伝えたいです。

「有益なことを書けていない」と思っていても、
あなたの生活の中での気づきは、必ず誰かの役に立ちます。

それを信じて、一歩ずつでも書き続けてみてください。
そして、書けないときは、戻ってくるだけでいいんです。

あなたのブログは、“暮らしの知恵が根付く、言葉の畑”。
今日も、明日も、焦らずに耕していきましょう。

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