はじめに
「子どもの部屋が全然片付かない…」
共働き家庭なら一度は直面する悩みではないでしょうか。
学用品や洋服、本が床に散乱し、机もベッドも荷物でいっぱい。(なんでベッドまで・・・)
親が手を出そうとすると「触らないで!」と拒否され、結局イライラが募るばかり。
そんな状況に限界を感じ、思い切って片付けを“外注”してみました。
費用は1万3千円。
4時間の作業で、果たして部屋はどう変わったのか?
親子の気持ちはどう変化したのか?
リアルな体験をまとめます。
なぜ子ども部屋の片付けを外注しようと思ったのか
娘は小学校6年生。
勉強道具や習い事のグッズが増える一方で、整理整頓がとにかく苦手。
服はクローゼットに入りきらず床に置きっぱなし。
本やノートも山積みで、どこに何があるのか親でもわからない状態でした。
親として「一緒に片付けよう」と声をかけても「勝手にしないで!」と反発され、こちらもついイライラ…。
共働きで時間も気力も限られており、「もうプロに頼んで一気に整えてほしい」という思いが強くなったのです。
片付けサービスを利用してみた
今回は整理収納を専門にしている方に依頼しました。
料金は1万3千円で4時間。
正直「高いのか安いのか…」と迷いましたが、子ども部屋の混沌を前に「これでダメなら諦めよう」と腹をくくりました。
当日来てくれたのは40代半ばくらいの女性スタッフ。
柔らかい雰囲気で、娘も安心して一緒に作業できそうな方でした。
最初に「どんな部屋にしたいか」「困っていることは何か」を一緒に確認してから、整理がスタート。
使ったものは雑巾とゴミ袋くらい。
特別に用意するものはなく、事前に部屋の写真を送っておいただけでした。
「部屋は安らぐ、休む場所だから、ストレスのない空間を目指しましょう」というコンセプトを示されたことも印象的でした。
実際の作業内容
配置を見直すところからスタート
まず提案されたのは「部屋の使い方を一緒に考えること」。
ランドセル置き場が曖昧だったので専用スペースを作る、本を置く棚を増やすべき、といったアドバイスをもらいました。
学用品の収納に目からウロコ
特に印象的だったのが「学校の道具はベッド下にまとめる」という方法。
絵具セット、習字道具、体操服など、大きくてかさばるものをベッド下に収納。
これまで服を入れる場所だと思い込んでいたので驚きました。
逆に服は、クローゼットに集約した方が模様替えや取り出しがラクになるとのこと。
プロならではの発想に感心しました。
「大切なもの」を守るスペース
さらに、「これは捨てたくない!」という子どもの宝物を入れる専用スペースを作る提案も。
親から見るとガラクタに思える物でも、子どもにとっては大切な思い出。
そこを尊重しながら「ここにしまえばOK」と場所を決めることで、子ども自身も納得して整理できるようになりました。
再現できるようにテキスト化
作業終了後、「どこに何を片付けたか」をテキストでまとめて渡してくれました。
これがあることで後から自分で片付けを再現できるのがとても便利でした。
ビフォーアフター

片付け前
机もベッドも物でいっぱい。床もカバンや服で埋め尽くされていました。
足の踏み場もないくらいでした。
片付け後
k床がスッキリし、机とベッドが本来の用途で使えるようになりました。
部屋全体が「安らげる空間」へと変化しました。
歩ける!!笑
子どもと一緒に作業する意味
今回の掃除は娘と一緒に行いました。
途中から私も参加しましたが、やはり「一緒に考える」姿勢が大切だと痛感しました。
スタッフの方からも「お父さんは捨てたい気持ちが強すぎる。娘さんは自分で判断できる年齢だから、もっと尊重してあげて」と指摘を受けました。
さらに「小6といっても、全部を一人で整理するのは難しい。親がサポートしながら一緒にやるのが大事」と言われ、反省。
これまで“自分で片付けなさい”と任せすぎていたことに気づかされました。
作業後の変化
4時間後、部屋は見違えるほどスッキリ。
床に物がなくなり、机もきちんと使える状態に。
何より大きかったのは「ここに何を置くか」という明確なルールができたことです。
娘も「これならできそう」と前向きな様子を見せました。
ただし、後日談として…やはりまた散らかってしまうことも多々あります。
完璧に維持できるわけではない。
でも「一度整った経験」があることで、片付けのイメージは娘の中に残ったように思います。
費用対効果をどう感じたか
1万3千円という費用については「適切」だと感じました。
もしこれで片付かなければ、もう諦めようと思っていたほど。
実際には部屋が整い、片付けの仕組みもできたので十分に価値があったと思います。
なにより「自分で何とかしようとしてイライラする時間」が減ったことが大きな収穫。
時間と心の余裕を1万3千円で買えたのだと考えれば、コスパは良いと感じました。
今後の活用タイミング
今回の経験から「また頼みたい」と思っています。
特に:
- 新学期の前
- 進級や進学で持ち物が増えるとき
- 大掃除のタイミング
こうした節目に利用すれば、親子でストレスなく部屋をリセットできるはずです。
まとめ
共働き家庭にとって、子ども部屋の片付けは「永遠の課題」。
親が片付けようとしても嫌がられ、任せれば散らかる…。
そんな堂々巡りを抜け出す方法のひとつが、外注=プロの力を借りることだと実感しました。
片付けサービスを利用した体験は、単なる整理整頓にとどまらず、
- 子どもの気持ちを尊重すること
- 親子で一緒に整理すること
- 部屋の“仕組み”を作ること
- 部屋を「安らげる空間」にすること
の大切さを教えてくれるものでした。
もし同じように「子ども部屋が全然片付かない!」と悩んでいる方がいたら、一度利用してみる価値は十分あると思います。
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