スマートフォンやテレビ、パソコンなど、わたしたちの身の回りには、いつでも好きな音楽や音声を楽しめる道具がたくさんあります。
普段、当たり前のように音楽を聴いていると、昔の人たちはどうやって音を楽しんでいたのか、あまり考える機会はないかもしれません。
今から100年以上も前、音を記録して、それをもう一度再生できる機械が発明されました。
この画期的な発明が、その後の人々の暮らしを大きく変えていくことになります。
今日は、そんな音の記録と再生の歴史に深く関わる記念日です。
身近な音楽や音声が、どのようにしてわたしたちの元に届くようになったのか、一緒に調べてみましょう。
7月31日は「蓄音機の日」
7月31日は「蓄音機(ちくおんき)の日」です。
これは、アメリカの発明家トーマス・エジソンが、音を記録して再生する機械である蓄音機の特許(とっきょ)を、1878年のこの日に取得したことに由来するとされています。
蓄音機の日とは?
蓄音機は、音を記録し、それをもう一度聞くことができるようにした世界で初めての機械です。
エジソンは、1877年にこの蓄音機を発明し、翌年の7月31日に特許を取得しました。
この発明は、それまで一度発せられたら消えてしまうだけだった「音」を、形として残せるようにした、とても画期的な出来事でした。
蓄音機が発明されるまで、音楽や人の声を楽しむには、その場で演奏したり、話したりするしかありませんでした。
蓄音機の登場によって、遠く離れた場所の音や、過去の音をいつでも聞けるようになり、人々の生活や文化に大きな変化をもたらしました。
小学4年生にもわかる説明
蓄音機は、今でいうCDプレーヤーやスマートフォンのような、音を再生する機械の「おじいちゃん」のような存在です。
蓄音機は、音を「レコード盤」という丸い板に記録します。
レコード盤には、目には見えにくいほどの細かいくぼみ(溝)がらせん状に刻まれていて、この溝の形が音の波を表しています。
蓄音機で音を再生するときは、レコード盤を回しながら、先端に針がついたアームを溝の上に置きます。
すると、針が溝の形に合わせて細かく振動(しんどう)し、その振動が機械の中で増幅(ぞうふく)されて、ラッパのような形をした部分から音として聞こえてくる仕組みです。
電気を使わずに、機械の力だけで音を出すことができる蓄音機もありました。
蓄音機が発明されたことで、音楽家が演奏した音を何度も聞いたり、遠く離れた家族の声を記録して聞いたりすることが可能になりました。
この「音を記録する」という技術は、その後、電話やラジオ、テレビ、映画など、さまざまな発明につながっていきました。
蓄音機は、わたしたちが今、当たり前のように楽しんでいる「音」の文化の、大切な始まりの一つだったのです。
ノートにそのまま書ける1ページまとめ
- *タイトル:7月31日は「蓄音機の日」
- *どんな日:
アメリカの発明家トーマス・エジソンが、蓄音機の特許を取得したことを記念する日です。
音を記録して再生する技術が生まれた、大切な日とされています。
- *由来:
1878年7月31日に、エジソンが蓄音機の特許を取得しました。
この発明によって、それまで消えてしまうだけだった音を、いつでも聞けるようになったため、記念日になりました。
- *わかったこと:
- 蓄音機は、音を記録して再生する世界で初めての機械だった。
- レコード盤の溝に針を当てて、その振動で音を出す仕組みだった。
- この発明が、その後の電話やラジオなど、音に関わる多くの技術のきっかけになった。
- *感想:
昔の人が音を記録できたことにとても驚きました。
電気を使わずに音を出す仕組みもすごいと思いました。
自分の考えが伝わる感想例
感想例1
蓄音機が発明されるまで、音楽はライブでしか聴けなかったと知って驚きました。
今ではスマホでいつでも好きな音楽を聴けるけれど、昔は蓄音機一台で、たくさんの人が集まって音楽を楽しんだのかもしれないと想像すると、なんだか温かい気持ちになります。
音を記録する技術が、今のわたしたちの生活にどれだけ大きな影響を与えているか、改めて考えるきっかけになりました。
感想例2
エジソンが蓄音機を発明したことで、遠く離れた場所の音や、もう会えない人の声も聞けるようになったと知って、すごい発明だと思いました。
音を記録できるようになったことで、人々のコミュニケーションや文化の伝え方が大きく変わったはずです。
もし蓄音機がなかったら、今のわたしたちの生活はもっと静かで、少し寂しいものになっていたかもしれません。
感想例3
蓄音機が、今のCDやデジタル音源の「おじいちゃん」のような存在だと聞いて、発明の歴史のつながりを感じました。
一つの発明が、次の新しい技術を生み出すきっかけになるのは、とても面白いです。
蓄音機が生まれたからこそ、今のわたしたちは高音質な音楽を楽しめているのだと思うと、昔の発明家たちの努力に感謝したくなりました。
もっと調べてみたいこと
- トーマス・エジソンは、蓄音機のほかにどんな発明をしたのだろう?
- 蓄音機からCD、そしてデジタル音源へと、音の記録技術はどのように進化してきたのだろう?
- 日本には、いつごろ蓄音機が伝わって、どのように広まっていったのだろう?
まとめ
7月31日は、音を記録して再生する画期的な機械「蓄音機」の特許が取得された日です。
エジソンの発明した蓄音機は、それまで一度きりだった音を、いつでもどこでも楽しめるようにしました。
この技術は、わたしたちの生活に欠かせない、さまざまな音の道具の始まりとなりました。
今日の自主学習を通して、身の回りにある当たり前のものが、どのようにして生まれたのか、その歴史に目を向けるきっかけになったら嬉しいです。
音の歴史をさらに深く調べてみるのも、面白いかもしれません。
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